夏のグラス – POTPURRI ONLINSHOP

梅雨が明けましたね。

梅雨のジメジメとした状況から一変し、気温が上がり空の青さが増し、緑も青々しく夏本番を感じとても解放感を感じます。

夏になると気温が高い関係で冷たい飲み物を飲む頻度が増えますが、今回は夏におすすめの琉球グラスをご紹介いたします。

【目次】

１，琉球ガラスとは

「琉球ガラス」とは皆さん耳にしたことがあると思うのですが、そもそも「琉球ガラス」とはどんな物なのかご存じでしょうか？

①歴史

戦後の資源難の中、沖縄の米軍基地で捨てられたコーラやビールの空き瓶を溶かし再形成したものが「琉球ガラス」の歴史の始まりでした。

戦後もアメリカ軍が駐在したこと、そして戦前からのガラス職人の技術の継承、疎開先から引き上げて来た職人たちが本土からの技法を取り入れていったことにより沖縄にガラス工場が広がりました。

②製造方法

こちらでは製造方法をご紹介いたします。

大きく見て琉球ガラスの製造には5つの工程があります。

１，材料のリサイクルされた割れ瓶を色毎に丁寧に洗浄。

２，色毎に分けたリサイクルガラスを耐火粘土製のるつぼに入れて1300℃～1500℃の温度で融かす。

３，ドロドロに溶けたガラスを吹き竿（鉄パイプ）で成形する。

４，整形窯であぶりながら形を整える。

５，出来た製品を低熱窯で徐々に冷やす。

形成する際に穴のあいた吹き竿の先端に高温の溶けたガラスを巻き取り、できたガラス玉の内側に息を吹き込むことにより膨らませ形成していくことを吹きガラス法と言います。

その後、空中で竿に息を吹き込みながらガラスの重さと竿を回転させ形成する手法を「宙吹き」。あらかじめ器の形状にくりぬいた木型や金型・石膏型などにガラスを差し込み息を吹きかけ形成する手法を「型吹き」と言います。

「宙吹き」と「型吹き」を比較するとガラスの重さを活かす「宙吹き」の方が個体差が出やすいのですが、「型吹き」の方も息を吹きかける量や型に入れている時間により個体差が生まれ、両技法とも機械にはない手仕事ならではの魅力を感じることが出来ます。

２，おすすめの琉球グラス

今回おすすめしたい琉球グラスは「ロブスト」のグラスです。

こちらでは3つの特徴をご紹介いたします。

①美しい影

「型吹き」で形成されるロブストのグラスは精巧に作られた型を使用している事、そして影の形状を計算に入れた型の設計がされている事により、とても美しい影をテーブルに表現してくれます。

器単体からでは想像できないその美しい影がちょっとした癒しになるでしょう。

②ちょうどいいサイズ感

形状は2形状で、ダイヤタルグラスとダイヤフレアグラスです。少し小ぶりなサイズ感は女性の手に収まりの良いサイズ感です。

形状としてもフレアグラスはスタンダードな形状で持ちやすく、球体のタルグラスも指に引っ掛かりがよくとても持ち易いデザインとなっています。

③5つのカラーバリエーション

カラー展開は5カラー展開しておりお好みのお色を選んで頂くことが出来ます。パープル、ダークグリーンに関してはポトペリーがロブストに依頼し製作して頂いたので、現在のところポトペリーのみで販売しています。2種類の形状と5色の様々な表情のあるグラスの中から自分好みのグラスを選んでぜひ楽しんで頂ければと思います。

３，ガラス工房ロブスト

沖縄県うるま市にあるガラス工房ロブスト。

東京都出身の琉球ガラス作家の池田章洋さんは20代の頃に訪れた沖縄の琉球グラスに出会い魅了されて、1998年に沖縄に移住しました。2つのガラス工房で修業を積み2004年沖縄県うるま市にガラス工房ロブストを設立しました。

日常雑器として食卓に溶け込んで欲しいという思いのもと生み出される作品は、見た目の美しさのみでなく、道具としての使いやすさも兼ねそろえています。

４，夏のグラスのお供に

今年も夏がやってきて暑い日が続いています。これだけ暑いと冷たい飲み物を飲む機会も増えますよね。

今回はロブストのグラスをご紹介しましたが、素敵なグラスに合うおすすめの飲み物もご紹介いたします。

光浦醸造の水出しフロートレモンティーは瀬戸内で生産された乾燥レモンと奈良の自然栽培で生産された紅茶が組み合わさった簡単に本格的なレモンティーが楽しめるアイテムです。冷たい水で茶葉からゆっくり水出しされた紅茶はとてもクリアで上品な味わいです。さらにフロートレモン（乾燥輪切りレモン）を入れると爽やかな風味が広がります。

紅茶は消化促進、整腸作用もありますので夏の弱った胃をサポートし夏バテで食欲不振を防止してくれる作用もあるので、夏におすすめの飲み物です。

ロブストの素敵なグラスのお供に、夏のティータイムを彩る『水出しフロートレモンティー』を是非お試しください。