Frost Coffee Cup
コーヒーカップ
¥2,750 (税込)
現代の生活に合わせソーサーとセットアップしない、カジュアルなコーヒータイムに使えるアイテムです。
大きめの持手は男性でも、女性でも、ジェンダレスに握りやすい設計になっています。
(ボディカラーが色名となっております)
サイズ:W110×D88×H63mm
容量:260ml(満水時)
素材:磁器
原産国:日本
仕様/お手入れ
・電子レンジ○・食器洗浄乾燥機○・オーブン×
デザインをすることなくシンプルに
Frostマグカップの弟分として開発をスタートしたコーヒーカップ。コーヒーでも紅茶でも使えるように少し背の低い設計になっています。サイズと持ち手以外にはほとんどデザインをすることは無く、プレートSとの相性だけを考えて作られました。
出来上がった姿を見て、うん。ポトペリーのベーシック カップ&ソーサーという印象を受けたのを覚えています。
■使う頻度は少ないかもしれないけど、持っておきたい
本当にカップ&ソーサーって使わなくなりましたよね。
もともとそんなに使っていないかたも多いのではないでしょうか?
ポトペリーではカップの場合単体でもスープやデザートカップとして使用できたり、ソーサーは取皿として使えるように落としをつけなかったりなど、カップとソーサーが別々の用途を持つデザインが多いです。
もちろん、それはそれでおすすめですが、霜をイメージした薄氷のような質感、透き通るような白を引き立てるネイビーのライン。来客用にコーヒーでも紅茶でもおもてなしのできるFrostのカップ&ソーサーは特におすすめの組み合わせです。
■あえて内側が白色の理由
Frostマグカップ、コーヒーカップは外側が淡いカラーのしっとりとしたマット、内側が白色の光沢の仕上がりになっています。(ホワイトのみ外側は白色のマット、外側は白色の光沢になっています)
釉薬と呼ばれる色を付ける上薬を塗分けて仕上げられています。あえて手のかかる工程を選んだことには理由がありました。
それは、白色のほうが飲み物の色がわかり、より美味しそうに引き立ててくれると考えているからです。
■組合せて使いたいアイテムはこちら
コーヒーカップとプレートSを組み合わせると、カップ&ソーサーとしてお使いいただけます。組み合わせたときのバランスも計算して仕上げました。色違いで揃えても様になるアイテムです。
霜をイメージした薄氷のような質感、透き通るような白を引き立てるネイビーのライン。来客時のおもてなしでも活躍する凛としたデザインです。
■スウェーデン語で”霜”を意味するFrost
ザラザラでもなく、スベスベでもない、しっとりとした質感をもつFrost(フロスト)はスウェーデン語で”霜”を意味します。
2012年に製作したVågから5年ぶりにPOTPURRIから発表された磁器を使ったシリーズは、開発当初からスタンダードで、使い勝手の良いものを開発したいという想いからスタートしました。
磁器素材の良いところは吸水性がなく衛生的で、薄く成型しても丈夫なところにあります。
Frostシリーズは持ちやすく、盛り付けやすく、器同士の重なりが良いこと。食器づくりの基本に素直に設計しました。
薄く設計しやきあげるにはとても苦労しました。
そしてもうひとつの挑戦。色と質感への挑戦です。
塗り分けという昔からよく使われる器の色つけ技法。内側と外側の色が違うこと。その色に氷の膜のような質感を目指しました。
内側と外側で質感の違う釉薬を施してしまうと、膨張の差から貫入というヒビが入ってしまったり、割れてしまうこともあります。
それでは普段使いの器にはなりません。
Frostシリーズは膨張率の同じ釉薬を両面に使って焼き上げ、あとから特殊なサンドブラストで質感を与える工夫をしました。
1330℃の高温で焼かれた磁器へ、柔らかな質感と色彩が特徴です。
コーヒーカップ、マグカップ、ポットの3アイテムはコーヒーやお茶を淹れていただくことを想定して、内側が光沢の仕上げ。ボウルやプレートは裏側が光沢の仕上がりになっています。
■職人たちの手仕事のバトン
手書きで仕上げていますので、多少の塗り斑がある商品もございます。
Frostシリーズのアイテムの1点1点は職人たちがバトンを渡すように製造されています。機械ロクロで薄く仕上げられたボディ、内側と外側を手作業で塗分ける釉掛け、手書きで仕上げられる縁のライン。通常よりも、特別に細かな砂を吹き付けることで仕上げらる質感。そして最後に表面に汚れが付かないように丁寧に、汚れ防止の加工を施しています。1人の職人では技術的に難しい工程を、それぞれの腕を活かして製造しています。