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うつくしい 脇役
日本食にも使用できる洋食器。
ポトペリーでは洋食器をデザインするときに、大切にしている要素のひとつです。
欧州や北米の食文化では、大きなサイズの取皿を使うことが多いですが、日本の食文化やテーブルのサイズでは13cm~15cmくらいの取皿がちょうど良く便利に使いまわせるといいます。
横から見ると、内側のカーブが洋食器のように平らではなく、緩やかに湾曲しているので、多少の汁気のあるお料理も安心して受け止めてくれます。
メインとなる大きなお皿に比べて、毎日使う機会が多い取皿だけに、シンプルだけどつい手に取りたくなる大きさに仕上げました。
■他の食器たちとケンカしないシンプルさ。けどかっこいい
プレートのボディはすべて淡い色合いにこだわりました。お家の他の食器たちの中に、自然に溶け込み、主張しすぎない凛とした雰囲気を大切にデザインしました。白とダークネイビー、薄いピンクとグレー。縁のラインがアクセントは、ボディの淡い色合いが可愛くなりすぎないような配色になっています。
特に一番最初にデザインをした白のプレートは、縁の色合いを黒でもなく、ネイビーでもない。
黒に限りなく近い青に仕上げ大人っぽいデザインになっています。
ただの白いプレートに飽きてしまったけど、あまり和食器や柄物が得意ではない方には特におすすめのシリーズです。
■毎日の食事。必要な分だけ、あったらいいなを形に
Frostシリーズは8つのアイテムで構成されています。普段使いに便利なだけではなく、POTPURRIからの提案がサイズ、フォルムに活かされています。お茶の時間を楽しんでいただけるアイテムを中心に、和洋中のお料理も対応できるシリーズです。
■スウェーデン語で”霜”を意味するFrost
ザラザラでもなく、スベスベでもない、しっとりとした質感をもつFrost(フロスト)はスウェーデン語で”霜”を意味します。
2012年に製作したVågから5年ぶりにPOTPURRIから発表された磁器を使ったシリーズは、開発当初からスタンダードで、使い勝手の良いものを開発したいという想いからスタートしました。
磁器素材の良いところは吸水性がなく衛生的で、薄く成型しても丈夫なところにあります。
Frostシリーズは持ちやすく、盛り付けやすく、器同士の重なりが良いこと。食器づくりの基本に素直に設計しました。
薄く設計しやきあげるにはとても苦労しました。
そしてもうひとつの挑戦。色と質感への挑戦です。
塗り分けという昔からよく使われる器の色つけ技法。内側と外側の色が違うこと。その色に氷の膜のような質感を目指しました。
内側と外側で質感の違う釉薬を施してしまうと、膨張の差から貫入というヒビが入ってしまったり、割れてしまうこともあります。
それでは普段使いの器にはなりません。
Frostシリーズは膨張率の同じ釉薬を両面に使って焼き上げ、あとから特殊なサンドブラストで質感を与える工夫をしました。
1330℃の高温で焼かれた磁器へ、柔らかな質感と色彩が特徴です。
コーヒーカップ、マグカップ、ポットの3アイテムはコーヒーやお茶を淹れていただくことを想定して、内側が光沢の仕上げ。ボウルやプレートは裏側が光沢の仕上がりになっています。
■組合せて使いたいアイテムはこちら
コーヒーカップとプレートSを組み合わせると、カップ&ソーサーとしてお使いいただけます。組み合わせたときのバランスも計算して仕上げました。色違いで揃えても様になるアイテムです。
霜をイメージした薄氷のような質感、透き通るような白を引き立てるネイビーのライン。来客時のおもてなしでも活躍する凛としたデザインです。
■職人たちの手仕事のバトン
Frost(フロスト)シリーズのアイテムの1点1点は職人たちがバトンを渡すように製造されています。
機械ロクロで薄く仕上げられたボディ、内側と外側を手作業で塗分ける釉掛け、手書きで仕上げられる縁のライン。通常よりも、特別に細かな砂を吹き付けることで仕上げられた質感。
そして最後に表面に汚れが付かないように丁寧に、汚れ防止の加工を施しています。
1人の職人では技術的に難しい工程を、それぞれの腕前を活かして製造しています。
手書きで仕上げていますので、多少の塗り斑がある商品もございます。